ミニベロ迷走記

折りたたみ自転車に乗って、輪行やポタリング。さて、どこに向かっているのやら(笑)

千早洞〜紀見峠〜九度山ぶらり旅

 関西滞在中に、たまたま数時間のフリータイムがあったので、前から訪れてみたかった千早洞(後述)に行きました。まずは、南海電鉄千早口駅まで輪行でワープ。

 千早口駅から千早洞までは約7kmですが、300mほど登ります。


 国道310号から府道214号に入ります。


 府道214号を千早赤阪村の方に登っていく途中で、大住谷線という林道を発見しました。今回はCarryMeなのでスルーしましたが、なかなか良さそうなグラベルです。

 新千早隧道に到着。目指す千早洞は、この府道214号の旧道にある廃隧道です。

千早洞(千早隧道)(河内長野市 - 南河内郡千早赤阪村
大久保利武大阪府知事時代の1917年(大正6年)に竣工したトンネルで、大阪府では珍しい煉瓦造りの車道トンネルである。素掘トンネルで楯状迫石、胸壁の煉瓦のポータルという構造であり、日本の近代土木遺産でCランクに認定されている[2]。現在は、新千早トンネルの開通に伴い千早洞を含む区間が旧道となり、トンネル内への立ち入りはできなくなっている。延長88.0m、幅2.4m。(引用元

 まずは、新千早隧道の反対側へ。隧道内は、ところどころ路面にひび割れや穴があるので、要注意。

 隧道を抜けた先の分岐を右に進むと、すぐに旧道の入口があります*1。見た目は廃道ですが、一応現役の道です*2。また、「この先350m 全面通行止」とあるように、350m先の千早洞までは通行可能です*3

 ただ、法的に通行可能であっても、路面は結構荒れています。


 ちょっとした(?)倒木をかき分け、プチ崩落地点を越えると、千早洞に到達。非常に美しい隧道で、ここまで来た甲斐があります。


 現道の新千早隧道を引き返して、千早洞の反対側も見に行きましょう。繰り返しますが、ここは現役の道です(笑)


 こちら側の旧道は、新千早隧道の真上を通っていきます(こういう道が好き)

 千早洞の河内長野側は、完全に封鎖されています(が、全面通行止の看板がきちんと残っています)。


 念願の千早洞に両側からアクセスすることができて、大満足です。このあとは、比較的近くにある堀切隧道(至誠通天)に行ってみようかと思いましたが、和歌山県まで約12kmしかないことに気がつきました。何となく、和歌山県の方に行ってみましょう(安定のノープラン)
 いったん千早口駅の方に戻ったあと、国道371号を南下。紀見トンネルの直前の分岐を右に入って、旧道へ。ガードレールに書かれた「旧R371号」という文字がいいですね。


 紀見峠に至る旧道は、距離1.7km、平均勾配5.8%のヒルクライムルート。交通量も少ないので、淡々と登れば、CarryMeでも問題ありません(注: 個人差あり)

 峠のピークは、大阪府和歌山県の境となっています。


 以下は、和歌山側から大阪方面を振り返った写真です。

 紀見峠を和歌山側に降ったら、すぐ近くの紀見峠駅から輪行で帰ろうと思っていました、、、が、まだ少し日没まで時間があるので、九度山方面まで行ってみようと思います(安定のノープラン)
 紀見峠から九度山までは、降り基調で13kmほど。この区間では、ロードバイクに乗った人を多く見かけました。

 九度山には、真田幸村ゆかりの名所がいくつもあります。街中では、真田幸村真田十勇士のイラストが多く見られます。いつか、じっくりと散策してみたいです。また、もう少し先にある高野山にも登ってみたいです。



 今回は、ここでタイムアップ。九度山駅から輪行で帰ります。

 九度山駅の中には、おむすびスタンドくどというおにぎり屋があります。私が行ったときは(恐らく)閉店時間を過ぎていたと思いますが、まだ商品が残っていたせいか、営業していました*4

 「おむすび弁当」と「ジビエめんち」を購入し、イートインスペースで食べました。とても美味しかったです。



 本日の走行距離は34.2km、獲得標高は702mでした*5。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:河内長野から金剛山ロープウェイ前行きの南海バスに乗って、千早大橋で降りると、徒歩でも来ることができます。

*2:国土地理院の地形図に現役の道として描かれています。

*3:傍の石碑には、観心寺楠公首塚までの距離が書かれています。

*4:私以外にもお客さんがいました。

*5:現在はCarryMeにサイコンをつけていないので、Google Map調べ。