ミニベロ迷走記

折りたたみ自転車に乗って、輪行やポタリング。さて、どこに向かっているのやら(笑)

山伏峠〜林道西沢線〜林道東沢線〜林道道坂菜畑線〜道志みち旧道ぶらり旅

 昨日の続き。今日は、河口湖のホテルをのんびりチェックアウトしたあと、道志みちメインで東京方面に戻っていきます。まずは、山中湖の脇を通過。今日も富士山がよく見えますね。


 そのまま道志みちを山伏峠まで登ります。山中湖側からだと、とても楽ちん(笑)

 峠を越えたら、前から気になっていたおばぁの台所に寄り道。ホットサンド(あんこ)と森のコーヒーを注文したところ、とても良かったので、次回はしっかりとしたランチを食べたいです。


 さて、腹拵えが済んだら、道志村の林道探索と参りましょう(唐突) このあたりでは、林道室久保線林道越路線が有名だったようですが、いろいろと問題があって閉鎖されてしまったようです。。。そこで、現在も合法的に通れるグラベルを調べた結果、林道西沢線林道東沢線を走れそうだったので、そちらに行ってみることに。

 この2本の林道は周回可能なのですが、私が行ったときは途中に通行禁止区間がありました。なので、まずは、林道西沢線の方から行きたいと思います。キャンプ場を抜けて、沢沿いに登っていくコースなので、景色が良いです。


 途中で川沿いに降りられるところもありました(写真右上の平場が林道)

 ただ、台風の直後だからかどうかは分かりませんが、洗い越しが結構あります。難なく乗車して通過できますが、フェンダーがない場合、あちこちがビショビショになります(苦笑)

 後半は路面の石が大きくなっていたり、洗掘箇所があったりするので、走行ラインを選んで登っていきます。

 チェーンのゲートが見えたら、終わりです。

 地形図を見ると、林道西沢線は川を横切って(!)林道東沢線と合流するはずですが、そちらも通行止めの模様。

 まあ、現在はピストン林道だと予想していたので、大人しく引き返します。20インチのミニベロなので、私のスキルでは少し下りが厳しい区間もありましたが、そのあたりは素直に押し歩き。登りで押さず、下りで押す林道あるある(笑) 無事にキャンプ場まで戻ったら、川の対岸に渡って、今度は林道東沢線へ。「この先行止り」と書かれていますが、、、ええ、知っていますとも(笑)

 林道西沢線と比べると、林道東沢線は大して景色も開けず、特徴のないグラベルですね。。。

 道なりに進むと、林道三ヶ瀬室久保線がありますが、そちらに進むことはできません。

 林道三ヶ瀬室久保線との分岐は、交差点のようになっています。以下の写真の左側が林道西沢線に続く道で、右側は何かの作業道でしょうか?(調べていません) 左側の道に関しては、もう少し先まで行くことができますが、すぐに行き止まりになることが分かっているので、ここで引き返します。周回できるようになるといいですね。

 いったん道志みちに出たら、少しだけ下ってから、県道24号(都留道志線)を道坂峠に向けて登ります。道坂峠にある旧隧道も気になりますが、今日は、峠の手前で林道道坂菜畑線に入ります。

 林道道坂菜畑線は、「半ダート」と言われているように、序盤が舗装されています。それも結構綺麗な舗装なので、「あれ、もしかして全面舗装になってしまったの?」と少し不安になります。しかし、しばらく進むと、お待ちかねのグラベル区間となります。

 しかも、奥の方は結構荒れています。目の前に蜘蛛の巣が張っていたり、芋虫がぶら下がっていたり、脇の茂みから鹿が飛び出してきたり、、、予想以上にワイルドな林道(嫌いじゃない) ただ、山梨県内で散々「熊出没注意」の看板を見ているので、すぐ脇の茂みで「ガサガサガサッ」と大きな音がするのは心臓に悪いですね。。。勿論、熊鈴はつけていますが。。。


 林道の終点が近くなると、再び舗装路になります、、、が、グラベルよりもタチの悪いバキバキの舗装路。ここを下るのは、少し疲れますね。。。

 最後はマシな舗装になりますが、そのかわり、結構な斜度で下ります。そして、獣除けの柵を通過したら、道志みちに戻ります。たしかに「半ダート」でしたが、「半ダート」と呼ぶには本格的なグラベルで、なかなか良い道でした。

 これ以外の林道は今後の楽しみに取っておくとして、今回は、道志みち沿いの旧道を巡ります。手始めに、笹久根トンネル(1992年竣工)の旧道へ。笹久根トンネルを通過するたびに、坑門の上にガードレールが見えるのが気になっていました。

 以下は、旧道の入口。特に通行は規制されていない模様(ただし、自動車で入るのはおすすめできません)

 少し登ると、期待通り、トンネルの真上に出ることができます。この景色は、すごいですね。

 満足したので、反対側に抜けます。自転車や徒歩であれば問題ありませんが、実質的には廃道であるかのような雰囲気(嫌いじゃない)

 次に、以下の横山トンネル(2019年竣工)は、恐らく最も新しい旧道区間。このトンネルはさすがに、作っていた当時をよく覚えています。

 横山トンネルのすぐ先の平丸トンネル(1992年竣工)にも、旧道があります。ただ、いずれも熟成が足りず、そんなに面白くはないので、写真は割愛(苦笑)

 道志みちには、橋の旧道もあります。ちょっとした脇道として現在も使われている旧道もあれば、以下の湯口沢橋のように封鎖されている旧道もあります(旧湯口沢橋も見てみたいのですが。。。)

 ただ、その先の観音沢橋の旧道(廃道?)には入ることができます。立派なゲートがあるので、これまで通行不可だと思っていましたが、、、ゲートの文字を読んでみたところ、不法投棄を禁止しているだけで、(少なくとも徒歩であれば)通行できるようです。これは、行くしかありません(笑)

 おお、苔むしたアスファルト、微かに残る白線。。。グッときます。

 程良い荒れ具合、、、もっと頂戴(笑)

 さらに奥に進むと、旧橋を発見! その名も「荒井橋」。これは、素晴らしい!


 噛み締めるように荒れた路面を進んで、現道に復帰。

 その後は、現道を走って、橋本駅にゴール(そこからは輪行で帰宅)。今回の走行距離は90.90km、獲得標高は1346mでした。

 なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。