ミニベロ迷走記

折りたたみ自転車に乗って、輪行やポタリング。さて、どこに向かっているのやら(笑)

CarryMeで奥多摩〜柳沢峠〜勝沼ぶらり旅

 少し前にルージュピンクのCarryMeをお迎えしましたが、あれやこれやで忙しく、近所の移動程度にしか乗れていませんでした。そこで今回は、CarryMeで柳沢峠に行ってみることにします(唐突)*1
 最近は全然まともに乗れておらず、体力も落ちているので、JR奥多摩駅までは輪行で移動(軟弱) 周囲の登山客から奇異な目で見られながらも、CarryMeをサクッと展開し、出発準備OK。それでは、40kmちょっと登りますか(白目)

 まずは、奥多摩湖までの6km程度をサクッと登るのですが、、、奥多摩駅まで輪行してしまうと、駅前からすぐにヒルクライムを開始することに。いきなり心拍が上がってしまうので、少し抑えめに登りましょう。今日は、ゆっくり進むのが吉。

 非常によい天気。今年は紅葉が少し遅い気がしますが、それでも美しい景色です。私は、この時期の奥多摩湖が大好き。


 この区間はフラットに近いので、どんどん進んで、山梨県丹波山村に突入。

 柳沢峠までは国道411号(青梅街道)をひたすら進んでいくのですが、このあたりから「大菩薩ライン」という標識が現れます*2

 スタートから24kmほど走ると、道の駅たばやまに着きます。ここは、鹿肉バーガーや鹿肉ソーセージなどが有名*3。私も鹿肉バーガーを食べようかと思いましたが、、、鹿肉と牛蒡のグリーンカレーというメニューを見つけて、そちらをチョイス。個人的には、大正解。


 この道の駅は、距離的に峠までの中間地点にありますが、標高的には全然まだまだ。ここが標高600mくらいなので、あと800mは登らないといけません。。。それはそうと、丹波山の集落を過ぎた先にある例のきのこ屋、もしかして潰れたのでしょうか?(元から見た目で判定しがたいですが/苦笑)

 ここから峠までの間には、本記事執筆時点で5つのトンネルがあります*4。そして、個々のトンネルの旧道が存在します。折角なので(?)サクッと見ていきたいと思います*5。1つ目の羽根戸トンネル(丹波山側)は、ゲートで封鎖されています。

 反対側は、立ち入りが(少なくとも明示的には)禁止されておらず、普通に入ることができます。

 ただ、路面に土砂が積まれているので、一般的な意味での通行は困難です*6

 ちなみに、羽根戸トンネルの塩山側には、明治新道黒川通りの入口もあります*7

 2つ目の丹波山トンネル(丹波山側)は、藪で少し分かりにくいですが、左側に旧道分岐があります。手前に大きな岩が置かれていて、その先も結構荒れた感じになっています(ので、未探索です)

 反対側は、こんな感じです。右側にガードレールが見えますが、アクセスしにくいですね。。。

 2つ目のトンネルと3つ目のトンネルは、少し離れています。このあたりまで登ってくると、木々が色付いています。

 さて、3つ目のかたなばトンネルが見えてきました。抗口の左側に旧道のラインが見えますが、少しアクセスしにくいので、反対側から入りましょう。

 はい、羽根戸トンネルと同じパターンです。ここは、少しだけ詳しく見てみましょう。

 おおむね路面が綺麗です。センターライン萌え(笑)

 旧道・廃道と言えば、落書き(苦笑) 「魔津怒道化師」の「魔津怒」は、「松戸」かと思いましたが、「MAD」と読むらしいです。Xで文字列検索をしてみると、様々な峠に出没し、同様の落書きを残しているようです。

 程よく(?)荒れてきました。

 この区間を越えると、大常木第一洞門があります。私は、隧道だけでなく、洞門も大好き。

 4つ目は、大常木トンネル。抗口の左側に旧道のラインが見えますが、ここは危険なので探索しません。

 5つ目は、一之瀬高橋トンネル。その手前で右側に分岐する道が旧道です。この先には有名な花魁淵がありますが、厳重なゲートで閉ざされています*8


 5つのトンネルを抜けると、甲州市に入ります。ここから、斜度がまた少し上がります。ここまでは意外と(?)スイスイと登ってきましたが、最近の運動不足がたたり、徐々に足が削れてきました。。。(軟弱) とりあえず、数km先のはまやらわを目指して、のろのろと進んでいきます。左足が限界に近く、この区間で写真を撮る余裕なし。それでも何とか、はまやらわに到着。ここで休憩していきましょう。

 ここのわらび餅は本当に美味しいです。今日は、黒糖、白糖、よもぎの3種類があったので、よもぎをチョイス。温かい緑茶も疲れた身体に沁み渡ります。

 残りは、3kmちょっと。一気に押し切りたいところですが、ヘアピンカーブをダンシングで凌ごうとしたら、左足が攣りました。。。休憩するような場所でもないので、数百mを押し歩きながら、回復することに。そのタイミングでお強そうなローディーさんに颯爽と抜かれましたが、CarryMeなので問題なし。峠で押しても恥ずかしくない自転車、CarryMe(開き直り/笑) こっ、こっ、公式サイトにも「すごい坂道は頑張らなくてもいいかな」って書いてあるし(苦しい言い訳)

 戯言はさておき、若干痛みが引いてきたので、再びCarryMeにまたがり、歩くのと大差ないスピードで走ります。ようやくラストのストレートが見えてきたところで、再びダンシングで押し切ろうとしたら、痛めた左足を庇っていた右足の太腿が攣りかけました。。。「これはまずい」と思い、シッティングに戻して、何とか登頂。めっちゃ疲れました。。。過去イチで疲れました。。。


 何はともあれ、CarryMeで柳沢峠に到達。恐らく、二度とやりません(苦笑)

 峠のベンチで小休止したら、塩山側に降ります。ルージュピンクのCarryMeには幅の狭いドロップハンドル(ブラケット部分で360mm)をつけているので、ふらつかないように、下ハン固定で下山*9。今日は富士山が見えませんでしたが、それでもなかなか綺麗な景色。

 今日は何となく、勝沼あたりから輪行で帰ろうと思っているのですが、上日川峠に登る体力・気力はありません(苦笑)

 そのまま国道411号を降り、フルーツラインなどを使って、勝沼方面へ。最後に、Google Mapのナビで謎の小径を通過(恒例行事/笑)

 そして、勝沼ぶどう郷駅に到着。勝沼鉄道遺産記念公園(甚六桜公園)を軽く眺めてから、電車に乗りました。駅構内のワインショップが休みだったのが残念ですが、それはまた今度。




 本日の走行距離は66.68km、獲得標高は1613mでした。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:柳沢峠(丹波山側)を選んだのは、最大勾配が10%程度なのと(距離を根性で耐えられても、激烈な斜度は仕様的に無理/苦笑)、降り(=降るときの登り返し)が殆ど挟まらないから。ただ、各種のトラブルを想定した装備は、念入りに持っていきました。

*2:毎回、ここで写真を撮っている気がします(笑)

*3:近所でバンバン銃声が聞こえたので、そこらへんで獲れるのでしょう(適当)

*4:現在、6つ目を作っています。

*5:それ以外にも多くの旧道区間が存在しますが、紙幅の都合で割愛します。

*6:先に進むと、もう少し綺麗な路面になりますが。

*7:石井あつこ氏の『廃道を歩く』で黒川通りの存在を知って以来、私も興味を持っています。

*8:さらに、その先の橋も落とされています。

*9:CarryMeの場合、1〜2cmの段差が命取りになるので。。。