ミニベロ迷走記

折りたたみ自転車に乗って、輪行やポタリング。さて、どこに向かっているのやら(笑)

いすみ〜勝浦〜大多喜ぶらり旅

 今日は、私がいつも楽しみに拝読しているブログで紹介されていた外房の海と山を堪能するサイクリングコース(いすみ・勝浦・大多喜)を走らせて頂きました*1。地元の方が作成されたコースだけあって、海と山の見所が多く、交通量の少ない道がメインです。
 まずは、Boardwalkを持って、いすみ市にある大原駅までワープ。この自転車を選んだ最大の理由は、うちにあるミニベロの中で最も丈夫な(パンクしにくい)タイヤを履いているからです。今日は、雨上がりの林道を走る予定なので、タイヤの防御力を重視しました*2。駅前のコンビニでホットコーヒーを飲んだら、早速出発。

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 大原から御宿に向かうルートはいくつかありますが、できるだけ海沿いを走ることにします*3。海岸線の景色が素晴らしいのは言うまでもありませんが、今回は少し(?)問題があります。それは、大原から安房小湊までの約40km、ひたすら風速14〜15mの向かい風を受け続けることです。辛い思いをするのは目に見えていますが、「それもまた一興」ということで、海岸線へGO!(意味不明)*4
 海沿いに出たら、岩船不動尊や釣師海岸の絶景を楽しみながら、先に進みます。写真で伝わるかどうか分かりませんが、強風で波がやばいです。

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 火曜サスペンス感()あふれる断崖絶壁。突風で自転車がすぐに倒れるので、写真を撮るのに一苦労。

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 ちょっと内陸に入る区間は、だいぶ風がましになります。ややアップダウンがありますが、少しでも風が弱まるのであれば、坂など無問題(笑)

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 折角なので、内陸側に少しだけ登って、メキシコ記念塔に寄り道。Wikipediaによると、「1609年(慶長14年)に岩和田の海岸で起こったスペインの前フィリピン臨時総督ドン・ロドリゴ・デ・ビベロの乗船サン・フランシスコ号の漂着事故が、日本とスペイン(中略)、およびメキシコ(中略)との直接交流を生むきっかけになったことから、漂着と救助を記念する目的で1928年(昭和3年)に建設された」ものだそうです。ここから見下ろす太平洋は絶景ですが、風が強過ぎて、うまく写真を撮れませんでした。。。*5

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 メキシコ記念塔を過ぎると、すぐに御宿です。他の人が全然いないので、月の砂漠の写真を撮り放題。ただし、砂嵐が目、鼻、口を直撃するので、顔面を完全防備。

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 御宿から勝浦までは、絶景の連続です。穏やかな風の日に、のんびりと走りたいですね(切実)*6

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 途中に素掘りのトンネルもあります(このあとで、何度も出てきますが)

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 なお、私は元のコースのように勝浦の半島をショートカットせず、川津港、勝浦灯台、八幡岬の方を回っていきます。このあたりも少し登りますが、火曜サスペンス感()が香る区間*7

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 勝浦市街は、朝市をちらっと眺めただけで通過。

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 そのあとも素晴らしい景色が続きますが、向かい風が一層強くなり、どんなに踏んでも10〜15km/hしか出なくなったので、、、ハンドルバーに肘を置いた前傾姿勢で粛々とクランクを回します(ほとばしる修行感/苦笑) しかし、行川アイランド駅の先の旧道は特に絶景で、私も大好きな場所なので、立ち止まって記念撮影。風が強過ぎて、ガードレールに自転車を立てかけるだけでも苦労しますが、何とかパシャリ。

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 安房小湊まで辿り着いたら、お楽しみのなかむら(41.85km地点)で、おらが丼(海鮮丼)を補給。このご時世だからなのか、強風が吹いているからなのか、空いていてよかったです。

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 お腹一杯になったら、強風が吹き荒れる海岸線に別れを告げて、内陸部のヒルクライム天津神明宮から林道天津線を登るルート(勾配がきつい)と、小湊から内浦山県民の森を登るルート(少し緩め)があるようですが、折角なので(?)前者をチョイス*8

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 林道天津線について一切調べてこなかったので知りませんでしたが(おい)、登りの途中でちょいちょい下りが入ります。何個目かの登りの終わりでシダの写真を撮っていたら、3人組のローディさんに抜かれたので、地元の方の練習コースなのかも知れません*9

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 最高地点の麻綿原高原まで行ったら、下界を眺めます。どこから見るのが一番良いのか分かりませんでしたが、とりあえず目に付いた展望台に(徒歩で)登りました。

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 ここから先は、適度にアップダウンのある林道が続き、ときどき里山や田んぼを走るという感じです。雨上がりなので、トンネルの中が水没していたりする小さなアクシデントはありましたが、のんびりと走ることができます*10

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 途中で国道に出ると、道の駅たけゆらの里おおたき(72.46km地点)があったので、何となくソフトクリームを補給。牛乳っぽい味で、美味しかったです。

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 その後は、再びローカルな林道へ。GPSマップがなかったら、迷子になりそうで通れない道ですね(大好物/笑)

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 最後は、スタート地点の大原駅にゴール。そこから輪行で帰りました。本日の走行距離は、91.87kmでした。

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 今日の向かい風は別にして、非常に素晴らしいライドでした。素敵なコースを紹介してくださった作成者様に感謝*11。なお、今回の旅にあたって、特に参考になったウェブサイトは、以下のとおりです。

*1:少しコースをアレンジしましたが。

*2:Boardwalkは、いろいろと使い勝手がよいので、最近特に出番が多いです。

*3:最短経路の国道128号は何度も走ったことがあるので。

*4:常識ある人には(?)、こんな向かい風の日は、周回ルートを逆向きに回ることをオススメします。理論上は、海岸沿いで追い風になります。

*5:展望台の先端まで行くと、立っているのがやっとの状態。

*6:この時点では気がついていなかったのですが、シートクランプが少し緩んでいて、シートポストが段々と下がっていっています。以下の写真を見ると、明らかに突き出しが短いですね(笑)

*7:因みに、シートポストのずり下がりは、勝浦灯台の入口で気がつきました。

*8:しばしば「ミニベロでよく登れますね」と言われますが、Boardwalkは渋峠、大弛峠、浄土平、箱根などにも登っている自転車なので、大体の登りは何とかなります。

*9:終盤に少しだけ勾配がきつくなりますが、全体としては斜度がそれほどきついわけではないので、ロードであれば、ガンガン踏めて気持ち良さそうですね。

*10:元のブログでは、勝浦ダムに立ち寄るルートが紹介されていて、私も寄っていくつもりだったのですが、曲がり道に気がつかずに通り過ぎてしまったので、結果的にショートカット(汗)

*11:この方は、他にもいろいろなコースを紹介されているので、機会があれば、別のコースも走ってみたいです。