実は、仕事に関する移動や通勤に使うために、DAHONのBoardwalkを持っています*1。これまでは、短距離の街乗りばかりなので、ずっとノーマルで乗っていました*2。しかし、いくつか小さな不満があったのと*3、うちに余っているパーツを有効活用したかったこともあって*4、少しカスタムをすることに。気がついたらフルカスタムになっていましたが(おい)、Speed FalcoやBromptonよりもコスパ重視、見た目重視のパーツ構成となっています。
まず、自転車の顔とも言えるクランクは、Dash AltenaについているDAHONの純正クランク(53T/39T) 当初はフロントシングル(最近流行りのワンバイ)にしようと思っていましたが、このクランクのクラシックな見た目が気に入ったので、フロントダブルを選択*5。ただし、FD台座のないBoardwalkのフロントダブル化は少し難しく、使えるパーツも現物合わせや要加工になりがち。今回は、インターネットで情報を収集しつつ、日頃お世話になっているカルマックスタジマさんと相談して、RIDEAのFDアダプターとShimanoのFD-R7000(105グレード)を使用することに*6。BBは、コスパ重視で、TANGEのN7922。ペダルは、以前Speed FalcoやBromptonにつけていたMKSのCompact Ezyを再利用。
RD、スプロケット、チェーンは、105グレードで統一(リア11速) スプロケの歯数は、11-30T(ショートゲージのRDが許す限りのワイドレシオ)*7
今回のカスタムの最大の目玉(?)であるホイールは、中華通販で購入したLiteproの11速対応の軽量ホイール。いくつかある候補の中からこれを選んだ理由は、ずばり見た目です(笑) シルバーのリムとハブ、CampagnoloばりのG3組みは、私好み。タイヤは少し悩みましたが、珍しく耐久性と乗り心地を重視して、Schwalbe Marathon Racer(20 x 1.50)*8
フロントフォークは、Boardwalkに元々ついていたスチール製から、Visc P20(2015年モデル)についていたアルミ製に交換。見た目は殆ど変わりませんが、ここだけで約300gの軽量化となっています*9。フロントフォークを交換したついでに(?)ヘッドパーツもRIDEAに交換*10。
Vブレーキは、ShimanoのBR-T610(Deoreグレード)に。街乗りメインなので、これぐらいで十分でしょう。
ブレーキレバーは、Vブレーキに合わせて、ShimanoのBL-T610(Deoreグレード) ハンドルバーは、Bromptonから外したSハンドルバー*11。シフターは、FDとRDに合わせて、ShimanoのSL-RS700 Rapidfire Plus(105グレード)*12 グリップは、これまた以前Speed FalcoやBromptonにつけていたERGON GP3*13。
ハンドルポストは、Mu SLX用の外折れタイプに変更。これで折りたたみが楽になり、剛性もアップ。
シートポストはリンエイのFF-R Alumi Seat Post(φ33.9mmx550mm)で、サドルはfabric Scoop Radius Elite(Speed FalcoやBromptonと色違い) シートポストクランプは、軽さよりも使いやすさ重視で、純正のまま。ボトルケージは、うちに余っていたMinouraの安いもの。
さらに、中華製の怪しげなアタッチメント(笑)を入手し、フロントのダボ穴にBromptonのフロントキャリアブロックを装着*14。BromptonのミニOバッグやSバッグを使えるのは、非常に便利です。
今回はそれほど軽量化にこだわってはいませんが、諸々込みで10.87kgとなりました。残っているオリジナルパーツは、メインフレームとシートポストクランプとキックスタンドくらいでしょうか(笑) いつもながら、私の面倒な注文(苦笑)を丁寧に聞いてくださったカルマックスタジマさんに感謝です。
帰りは、国立から自宅までの37kmほどを自走。ノーマルのBoardwalkとは、まったく別の乗り心地になりました。また、珍しく太めのタイヤ(Schwalbe Marathon Racer)を履いているため、Schwalbe KojakやSchwalbe Duranoと比べると漕ぎ出しが少し重いですが、ある程度の速度に乗ってからは非常に快適です。
Weight | 10.87kg |
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Wheel Size | 20inch(ETRTO 406) |
Transmission | 22 Speed |
Frame | 4130 Chromoly, Vice Grip Technology, Deltec Technology |
Fork | DAHON Slip Stream Aluminum Fork (for Visc P20 2015) |
Headset | RIDEA Precision Upgrade Baring |
Handlepost / Stem | DAHON Mu SLX Syntace VRO Out 330mm 8° |
Handlebar | BROMPTON S-type Handlebar |
Grip | ERGON GP3 |
Seatpost | FF-R Alumi Seat Post φ33.9mmx550mm |
Saddle | fabric Scoop Radius Elite |
Brakes | Shimano Deore BR-T610 |
Brake Levers | Shimano Deore BL-T610 |
Wheel / F | Litepro Ultralight Wheel 406, OLD:74mm |
Wheel / R | Litepro Ultralight Wheel 406, OLD:130mm |
Tires | Schwalbe Marathon Racer, 20 x 1.50 |
Chain | Shimano 105 CS-HG800 11S |
Crankset | DAHON Polished Anodized, 53/39T |
Bottom Bracket | TANGE N7922 (118mm) |
F Derailleur Adaptor | RIDEA FD Adaptor (for DAHON Mu) |
Derailleur / F | Shimano 105 FD-R7000 |
Derailleur / R | Shimano 105 RD-R7000 SS |
Shifter | Shimano 105 SL-RS700 Rapidfire Plus |
Cassette | Shimano 105 CS-R7000 11S 11-30T |
Pedals | MKS Compact Ezy |
Front Carrier Block | H&H CNC Front Carrier Block |
Kickstand | NUVO Aluminum |
なお、具体的な作業に関しては、カルマックスタジマさんのブログ記事をご参照ください。
そして、今回のカスタムにあたって、特に参考になった記事は以下のとおりです。
- ボードウォークのハンドルをフラットバーからブルホーンに交換した : サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ
- ボードウォーク(ダホン)のフロントディレイラー台座を加工修理したら完全復活した : サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ
- DAHON:Boardwalk D7を10SPEED化のご依頼です! : カルマックス タジマ -自転車屋さんの スタッフ ブログ
- 橋輪 : 今更ながら DAHON のハンドルポストを考える 【橋輪Blog】 - livedoor Blog(ブログ)
- 橋輪 : FF-R ALUMI SEAT POST 339 発売開始! 【橋輪Blog】 - livedoor Blog(ブログ)
- 橋輪 : DAHON 用 RIDEA ヘッドセット 【橋輪Blog】 - livedoor Blog(ブログ)
- ダホンのアルミフォーク化 ( 自転車 ) - コルサの「毎日がヒルクライム」 - Yahoo!ブログ
- Boardwalk D7のVブレーキをDeoreに交換 : 自転車“記文”
- LITEPROは、カンパもどきのG3組で超軽量ホイールでした - ホイール・タイヤ・チューブ・キャップ
- DAHON Route カスタマイズ #08 タイヤを取り付けて足回りを仕上げる | ミニベロでGO
- マラソンの種類
*1:このブログに書いたことはありませんが、TwitterやInstagramには何度も登場しています。
*2:カスタムは、ボトルケージとカゴをつけただけです。
*3:主な不満としては、(1) アジャスト式のハンドルの剛性が低い、(2) ギア比が少し軽い、(3) いくら街乗り仕様といってもホイールやタイヤが転がらない、などです。
*4:Speed FalcoやBromptonから外したパーツがたくさんあります(笑)
*5:剛性を求めるのであれば、普通に105のシルバーとかでよいと思いますが、今回は見た目重視で(笑)
*6:今回はコスパ重視なので、105やDeoreグレードをメインに使っています。
*7:奇しくも、Speed Falcoと同じギア比となりました。
*8:しばらく使ってみて、もう少し転がり性能が欲しくなったら、Schwalbe Duranoあたりに替えます。
*9:公式サイトに"Slip Stream Aluminum Fork"と書かれている純正のアルミ製フロントフォークにも何種類かあって、コラムの長さが異なったり、Vブレーキ対応だったりキャリパーブレーキ対応だったりします。
*10:正直、性能的には純正のヘッドパーツのままでもいいと思うのですが(苦笑)、後からここだけ替えるのは手間がかかるので。。。
*11:Brompton純正のアルミ製ハンドルバーは、下手なチタン製ハンドルバーよりも軽いのです。
*12:ラピッドファイヤーで11速を正確にコントロールできるのは、すごいと思います。さすがは、Shimano!
*13:少し重いのが難点ですが、握った感触がよく、バーエンドバーが便利なので。
*14:Brompton純正のフロントキャリアブロックだとVブレーキと干渉したため、CarryMe用に入手してあったH&Hのフロントキャリアブロックを使用。そして、H&Hのフロントキャリアブロックだと中華製のアタッチメントにうまくつかなかったので、少し加工(因みに、純正フロントキャリアブロックと中華製アタッチメントの組み合わせは問題なし)