本郷〜小石川〜田端〜千駄木文学ポタリング

　今日は、とても良い気候だったので、自宅の近所を15kmほど、CarryMeで走ってみました。ただ走っても面白くないので、文豪ゆかりの地をめぐることに。スタート地点は、東大の赤門とします。毎日ここで、たくさんの観光客が写真撮影をしています（なので、斜めからのショット／笑）。

　そこから本郷三丁目の交差点まで進み、交差点を右折。少し進むと、左手に床屋があります*1。ここは、かつて石川啄木が下宿をしていた喜之床跡です。

　もう一つ先の交差点（真砂坂上）を右折すると、坪内逍遥旧居宅があります。

　坪内逍遥旧居宅のすぐ脇の階段（脇に自転車を押せるスペースあり）を下ると、今度は、宮沢賢治旧居宅があります。階段の途中に標識があるので、ちょっと写真を撮りにくいですが（苦笑）

　そして、その階段を登らずに、菊坂の一本裏側を菊坂下方向に向かいます。その途中、ちょっと分かりにくいのですが、左手の路地に樋口一葉旧居跡の井戸があります。

　そこから菊坂下に出て、少し右に進んだところにある新坂に寄り道。金田一京介の世話で、石川啄木、二葉亭四迷、尾崎紅葉、徳田秋声などが住んでいた地域です*2。

　新坂を登らずに菊坂下に戻り、西片の交差点も越えて、小石川方面へ。善光寺坂を登り、幸田露伴住宅跡へ。大きな椋の木が目印です。

　そこから白山を越えて、動坂を下り、田端駅方面に向かいます*3。田端駅の直前、東覚寺のところを左折し、田端文士村があった地域へ。このあたりは少し迷いやすいのですが、ポプラ坂（ポプラ倶楽部の跡）や室生犀星旧居跡などがあります。

　また、田端駅前には、田端文士村記念館があります（入館無料）。

　田端駅から動坂下に戻り、千駄木小学校の方に向かいます。小学校のすぐ近くに、高村光太郎旧居跡があります。

　そのまままっすぐ進んで、江戸川乱歩の『D坂の殺人事件』の舞台となった団子坂上へ。そこに、森鴎外住居跡（森鴎外記念館）があります*4。

　そして、記念館に向かって左側にある薮下通りを根津神社の方向に進み、日本医科大学の脇にある夏目漱石旧居跡へ。

　その後、根津の路地をくねくねと抜けて、竹久夢二美術館へ。

　竹久夢二美術館の目の前に東大の弥生門があるので、そこから東大の敷地に入ります。安田講堂や三四郎池の脇を抜けて、赤門に戻ります。

　今日まわった地域には、他にもたくさん文豪ゆかりの土地があります。ただ、主に奥まった路地を走るので、迷わないように、事前に地図をよく確認することをおすすめします（地元民＝私でも、ときどき迷いそうになります／笑）。
　なお、以下の本に「本郷・田端文学散歩」というコースが載っています。私も、この本を参考にしました（地図に一部不正確なところがあるのと、私が地元民なこともあって、少し違う道を走りましたが）。

東京周辺自転車散歩

*1:道を挟んだところに、FIRE HOUSEというハンバーガーショップがあります。ここはおすすめ。

*2:すぐ近くに、金田一京助・春彦旧居跡や徳田秋声旧居跡もあります。

*3:どうでもいいことですが、動坂は、私が荒川CRに向かう道です（道なりに進んでいくと、江北橋に出ます）。

*4:団子坂を下ると谷根千なので、お茶や食事をしたい場合は、このあたりでどうぞ。